GJ部のED4の映像が素晴らしい件

 今回取り上げるのは、今年1月から放送・配信されている「GJ部」7話からの新EDです。GJ部のEDはここまで2話ずつで変わってきていて、6話までは1キャラクターによるものでした。それが7話になり4人とその仲間たちという構図になりました。キャラクターが増えると、いろいろと詰め込みたくなり散らかってしまうこともありますが、このEDではGJ部の写真撮影ということでテーマが明確です。そこにさらに色・時間経過・撮影場所などの工夫が凝らされています。それを順番に説明していきます。
 
 まず、色。

オレンジピンクとキャラクターの髪色に合わせている。

 そして時間経過。これが凄いです。



 サビに入ってからはソファーを正面から撮り続け、自然に時間が移り変わっていきます。制服、途中参加のキャラクター、風景、色合いが変わることで時間経過が感じられます。楽しいシーンばかり切り取っているのにもかかわらず、終わりが近づき寂しくなります。
 これの凄いところはアングルが一定であるということです。同じところから撮り続けることで、時間経過をより一層意識させることができています。しかし、飽きることはありません。カメラ位置が前後しているのが理由の一つでしょう。

 
 また、テーマとなっている写真撮影はすべてのシーンから読み取れますね。特に最後のシーンは写真からカメラを引いていくことで、それまでの楽しい日常が過去のものであることを視聴者に悟らせます。

その流れがスムーズで、ふと現実に引き戻されるようで目から汗が…。

 ちなみにこのEDの絵コンテ・演出は武山篤さん。撮影出身の方だけあって、撮影にこだわっていますね。撮影の演出が素晴らしいのも頷けます。GJ部のEDは全てこの方の絵コンテ・演出で素晴らしいです。

 GJ部のED映像、グッジョブ!

P.S.最後のシーンで桜が風で舞い込んでくるのもいいですね。他にもいろいろありますが、全てが秀逸で何を取り上げていいのかわかりませんw