あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。最終話「あの夏に咲く花」

 成仏できるかな、、、第11話となっているかもしれませんが、最終話が正式です。

めんま母の救い
芽衣子(めんま)の母・エレーヌは花火を見て、芽衣子の死をようやく受け止めることができました。彼女の時間が動き出したと思うと、涙が止まりません。

ドドスコ
楽し○ごのギャグ。放送当時はヒットしていましたね。なお現在は

あなるとじんたんがくっついてくれれば
知利子(つるこ)の本音が聞けました。本当の考えを口にしなかった知利子でさえ、言えてしまう状況だったということです。その証拠にすでにニックネームを使っています。

じ〜んたんの最近はー
ですよ○のネタ。これ以外にも芽衣子がギャグを言うのは、相手が悲しそうにしているときが多いんですよね。芽衣子が愛されていたのは、そんな思いやりを感じていたからだろうと思います。

つけまつげ
目がデフォルメされて描かれるアニメで、つけまつげがとれるという表現をするのは難しかったと思います。これも脚本の岡田さんがスタッフを信頼していたからできたのでしょう。

じんたん泣かす
仁太は8話で泣いていました。実はそこから芽衣子は消え始めていました。そこを注意してもう一度観てみるのもアリかもしれません。

かくれんぼ
唐突だと思われるかもしれないかくれんぼ。脚本の岡田さんがいきなり入れてきて、監督はおいおい驚いたそうですが、それだけ話に入り込んでいたということでしょう。

超平和バスターズ
芽衣子が手紙を書くときに、「超平和バスターズ」と書かれたところを見ていて、そこに書き足すことを思いついたのだと想像できます。

めんまからの手紙
めんま的にもというよりアニメ的にも時間がないため、限られた字数になっていました。その中で最大限人柄を表現していたと思います。

みつかっちゃっ・・・た
芽衣子の口パクは「みつかっちゃっ・・・た」まで言っているんですよね(笑)芽衣子を透明にするのではなく画面を白くして、消え方があえてわからないように作られています。大事なところはそこではありませんからね。

真心、無常
Tシャツも空気を読みました(笑)

 最終話の絵コンテ/演出は監督の長井龍雪さんでした。最終話の絵コンテはBD/DVDの最終巻の限定盤についてきますのでぜひ。勢いで描かれたせいか、アオリ・俯瞰・ロング・アップが極端になっている気がします。作画監督総作画監督田中将賀さんをはじめ、中村直人さん、本村晃一さん、山崎秀樹さん、大舘康二さん、道下康太さん、奥田佳子さんと総動員。最終話では田中さんが復活していて、作画も戻っています。原画の方々も実力者が揃っていますが、割愛します。

 あの花は自分にとって大きな作品です。というのも、今僕がアニメのスタッフさんたちに興味を持っているのは、この作品のおかげであるからです。「あのはな」は『とらドラ!』のスタッフが再集結して、何かつくろうと始まったプロジェクトでした。ターゲットはもちろんとらドラ世代となり、ちょうどあてはまる自分があの花に魅了されるのは必然でした。そして世間でも話題になり、イベントが開催され、ついには劇場版までつくられました。僕も実際に舞台の秩父へ行き地元の方々が盛り上げようとしているのを感じましたし、劇場版の舞台挨拶を僕の地元で見ることができて嬉しかったです。これほど長く熱くなれたのは幸運だと思うと同時に、あの花という作品とそれに関わられた方々への感謝の気持ちでいっぱいです。その気持ちを表現できるようここまで書いてきました。本当にありがとうございました。
 また、脚本の岡田麿里さんをさんざん笑いの種として使ってしまいましたが、彼女を中心に動いた「あのはな」であることは理解しています。オチが欲しかったんです。ごめんなさい。岡田さんの次回作にも期待しています!
 そして最後に、ここまで読んできてくださった方々、ありがとうございました!